アフィリエイトサイト運営における外注化戦略

アフィリエイトにおける外注化の基礎

アフィリエイトにおける外注化の基礎

アフィリエイトサイトやブログを運営していると、サイト構築や記事作成など、その作業の一部を外注化したいと考えるようになるかと思います。こちらでは外注化のメリットとデメリット、外注化をする際の考え方などを紹介します。

外注化のメリット

・継続雇用ではないため費用は最低限
・記事を量産しやすく短期間でサイト構築が完了
・1人でも多数のサイト運営が可能
・記事作成以外の作業に注力できる

外注化の大きなメリットとしてはこのようなところでしょうか。自分で行うべき作業を任せることで時間的に余裕もできますし、記事のリライトや内部対策、SEO関連など記事作成以外のことに作業時間を割り当てることが可能になります。

外注化のデメリット

・ライターのスキルは個人差が大きい
・優秀なライターを探すのは困難
・納期遅れ、低品質のコンテンツができる可能性
・記事作成費用が掛かる
・すでにノウハウがある人向け

一方でやはりデメリットも存在します。記事を外注すると、ライターによって出来上がってくる記事の品質も大きく異なります。また優秀なライターほど単価も高くなる傾向にあるため、記事を大量に外注で作成しようとすると金銭的な負担も大きくなります。

また、ほとんど初心者のような方が外注化するというのは難しいでしょう。サイト構築もそうですし、提出された文章をどう直せばいいのか、果たしてその記事の内容で成果に繋がるのか、ある程度判断ができるようになるまで外注化は控えた方が良いでしょう。

そしてこれらのデメリットを出来るだけ回避し、効率よく運用することがアフィリエイトにおける外注化戦略の要となるわけです。ここからはその点を踏まえて解説します。

外注化するためのサイト設計は初期段階で行う

特に記事作成を外注する場合、あらかじめサイト設計もそれに合わせて行うべきです。具体的に、僕が記事を外注する場合は以下のようなことを考えます。

管理者以外のユーザー追加と権限

WordPressの場合ですが、管理者以外のユーザーを作成し、最低限必要な権限だけを与えて直接投稿して貰えるようにします。直接サイト上で公開前の状態で提出して貰った方が効率的ですし、見た目や文章の読みやすさ、誤字脱字のチェックなども行いやすいためです。

そして管理者以外で触れる部分(表示される要素)については権限別に制限をしておくといいでしょう。特にライターには投稿とメディア部分くらいが表示されれば問題ないかと思います。

必要な仕様・デザイン・テンプレートは先に用意

見出しや表など、最低限使用する部分のclassやid、デザイン見本などは先に準備しておき、誰が見てもすぐに作業が出来るように用意しておくといいでしょう。

外注用テンプレートを作成してやりとりを効率化

複数人のライターを外注する場合、最低限のやりとりで済ませないと自分で記事を作成した方が早いなんてことになりかねません。そのため、出来る限りの部分はテンプレート化して効率を図ることが重要です。

主に用意するものは
クラウドソーシングサイトでの募集用文章
作業指示書 (作業手順をまとめたもの)
③記事作成マニュアル
④記事見本 (比較/ランキング/解説ページ等)
⑤記事テンプレート
⑥記事タイトル/見出しのリスト
⑦メール連絡用テンプレート

と言ったところでしょうか。これらのテンプレート見本については順次公開します。テンプレートやタイトル、見出しなどを用意しておけば記事作成の難易度は下がり、その結果として費用も抑えやすくなりますし、一定の品質を保つことが可能になります。

費用対効果を考慮し、不要な記事は外注しない

仮に100記事のサイトを作るとして記事を全て外注するとした場合、1記事2000円としても20万円は掛かる計算です。200記事なら40万円です。作成する時間を考慮すればもちろん安いですが、記事コストを上げても仕方ないので、成約に繋がりづらい記事に関しては優先度を下げるべきです。

よほど予算が潤沢にあるのであれば話は別ですが、できるだけ成果に繋がりやすい記事を優先して集め、サイト自体のマネタイズは素早く行っていくといいでしょう。

優秀なライターを効率よく募集するには

よほど大規模なシステムを構築するために、数人以上のチーム単位で外注化するなら話は別ですが、一般的なアフィリエイトサイトやブログにおいて、その作業の一部を外注化するのであれば、クラウドワークスやココナラなどの、クラウドソーシングサイトを利用する方法が基本と言えるでしょう。

専門的な知識を持った人を探しやすいのに加え、外注費用についても個人相手になるため相談しやすいというメリットもあります。クラウドソーシングのサービスは数多くありますが、ランサーズ、ココナラ、クラウドワークスの3社のみで十分であり、ユーザーも多いためこの3社を上手く使い分けて外注を探すといいかと思います。

複数サイトで同時に募集して選考を。募集文章は細かく作り込むといい

募集をかけるだけであれば費用は基本的に掛かりませんので、複数のサイトで同時に募集を行うといいでしょう。また募集文章はテンプレート化し、質問されそうなことやこちらの要望、作業方針などについては明確にしておく必要があります。

例えば上記のテンプレートでは、

必要事項の記入漏れ、未経験の方、レスポンスの悪い方、常識的なやり取りのできない方の採用は出来かねます。また他の媒体でも募集しており、多数のご応募をいただくため掲載内容と重複するご質問はご遠慮ください。ご連絡いただく初回のメールを持って1次選考とさせていただき、通過者にのみお返事をさせて頂きますのでご了承ください。

といったように注意書きを行っています。よく読まないで応募してくる方は、そもそもこちらの指示通りに作業していただけない可能性も高く、レスポンスの悪い方も同様です。そして募集用の文章はしっかりと作り込むことで、不要なやり取りを省くことができ、効率的な運用が可能となります。

必ずライティングテストを行う、もしくはポートフォリオを提出して貰う

ライティングなんてものは、数を書いていけば自然と上達しますが、自社でライターを育てたいわけではなく、あくまで必要な記事を書いて貰える人を探すわけであり、わざわざ指導する必要があるライターに外注するメリットは全くありません。

そのため募集する場合は経験者のみに絞り、これまでに作成した記事のURLを提出して貰うなり、URLの公開が難しい場合はライティングのテストを受けてもらうなりして、ライターとしての能力を確認するべきです。

ここで優秀なライターかどうかを判断しておかないと、記事のクオリティも下がりますし、納期遅れなどのトラブルを生むことも珍しくありません。お金を無駄にしないためにも選考はしっかり行いましょう。

実際、いくらで外注すべきなのか?

正直難しい問題です。例えば今読んでいただいているこのページ。僕であれば1時間掛からずに書き上げます。文字数にすれば3500文字前後です。

ただ世間的には文字単価という概念が浸透しており、1文字で1円、あるいは2円といった形で募集をする場合も多いです。ですが4000文字で文字単価1円だとしたら4000円です。自分であれば1時間の作業で書けてしまうのにです。

そう考えればわざわざ外注するメリットはありません。なので自分が実際に外注をお願いするときは、ここまでに述べたようにテンプレート化し、ライターの方もスムーズに作業できるような環境を整えてあげることを優先します。

そのようにして自分がライティングを外注する場合、1時間で3000文字程度は文章が書けるものと想定し、作業時間を90分程度(4000~5000文字)と考えて1500円~2000円程度でお願いする場合が多いです。あくまで僕の中の一つの目安ですので参考程度に考えてください。

まとめ

外注化を上手く活用することで、アフィリエイトサイトの構築やマネタイズを素早く行えるだけでなく、ライティング以外の作業に注力することができ、費用は掛かりますがメリット自体は大きいです。

初心者のうちはいきなり外注を行うことはおすすめしませんが、このようなサイトの作り方もあるということを覚えておくといいかと思います。

ぬこ

アフィ歴10年以上。最高月収640万(年収2500万超)。月間4600万PV超のサイトを個人運営していましたが疲れて引退。2020年5月よりアフィ本格復帰。初月で50万超の収益発生など。猫2匹と同居中。兼業パチプロ(年200-300万前後)。コンサルや情報商材、有料noteの販売などはしていません(・ω・*)

Twitter:https://twitter.com/96nuko22
note:https://note.com/96nuko22

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