アフィリエイトにしろ、その他どんな仕事であっても、収益の予測と目標を立てないことには決して成功することはありません。そこで、こちらでアフィリエイトにおける収益(売上)について、どのくらいのアクセス数を集めればいいのかを解説しています。
これは広告を選択する際にも重要な要素となるため、しっかりと把握しておきましょう。
BACKアフィリエイト広告一覧 掲載媒体と手法による13分類
クリック報酬型広告(アドセンスなど)の場合の収益性
クリック報酬型(クリック保証型とも呼びます)の広告の代表的なものにはGoogleのアドセンスがあります。他にもimobileやnendといったASPでクリック報酬型の広告を取得することができますが、これらの広告はそもそも非常に多くのアクセスを集めることが前提となっています。
クリック単価(CPC)について
クリック単価はそのまま1クリックされた際の収益がいくらになるかという指標です。このクリック単価ですが、広告のジャンルやコンバージョン率(成約率)によっても大きく異なりますが、概ね1円~20円程度と考えて問題ありません。
1クリックで50円や100円を超えるようなことも中にはありますが、平均していけばこのくらいの金額に落ち着きます。
クリック率(CTR)について
クリック率はその名前の通り、広告が表示された回数を実際に広告がクリックされた回数で割った数値です。
クリック報酬型の広告の場合、最適化してもクリック率は概ね1~2%程度になります。この数値を元に収益性を考えていく必要があります。
実際の収益はどのくらい?
ざっくりと1日のPV数に応じた収益は以下の通りです。
単価10円×クリック率1%=0.1円/PV
単価20円×クリック率2%=0.2円/PV
アドセンス広告についても、実際に1PVあたりの収益は0.1~0.2円程度となっており、1万PVでようやく約1,000~2,000円の収益となる計算です。なおこの数値はYouTuberの収益ともほぼ同額です。
ということで、もし1日1万円稼ぎたいとなった場合、最低でも5~10万PVを集める必要が出てきます。決して不可能な数値ではありませんが、月間150~300万PVレベルのサイトとなると、大手とは言わないまでも、そのジャンルであれば多くの人が知っているレベルのサイトとなります。
では続いて、成果報酬型アフィリエイトの場合の収益性について見てみましょう

このCPCやCTRといた表記は覚えておきましょう。クリック報酬型は1日数万~数十万PVあるようなサイトでこそ最適ですが、成果報酬型のASP広告との併用は、収益性が下がるため避ける必要があります。
成果報酬型広告の場合の収益性
さて成果報酬型広告の場合、一部を除けば基本的にはクリックされただけでは収益は発生しません。広告主のサイトで商品が購入される、会員登録される、あるいは資料請求されるなど、広告ごとの成果発生条件を満たす必要があります。
成果報酬について
成果報酬は広告により様々です。商品購入金額の1~20%のように設定されているものもあれば、1成約あたり5000円といったように決められているものまで存在し、単価も数十円程度のものから、数万円を超えるものまで多数存在しています。
関連ページ
クリック率(CTR)について
こちらはクリック報酬型広告の項目でも触れましたが、広告が表示された回数を、実際にクリックされた数で割ったものです。
成果報酬型広告の場合、特定の広告を任意の位置に表示させることができるため、クリック報酬型の広告と比べれば圧倒的にクリック率は高い傾向にあります。ただし誘導方法などにも大きく影響されるため、掲載後に調整していく必要がありますが、クリック率は5~20%程度にすることは十分可能であり、実際管理人のメインサイトでは、クリック率は約30%とゴリゴリに誘導することも出来ています。
成約率(コンバージョン率:CVR)について
クリック報酬型の広告と違い、クリックされたあとにどのくらいの割合で成約に至ったか、その数値が成約率で、これをコンバージョン率(CVR)と言います。
コンバージョン率は一般的に平均1~2%と言われていますが、これはジャンル等や広告の種類にも大きく影響を受けるため、一概に言えません。資料請求や無料会員登録だけでいいような広告であれば、もちろん成約率は高いですし、逆に数万円もするようなものは簡単に購入してくれるわけではないので、やはり成約率は下がります。
広告を設置したら、クリック数からどのくらい成約につながったのかを把握していく必要があり、これを怠ると機会損失を招いてしまいます。報酬が高い案件よりも、成約率が高い方を優先した方が収益性が高いなんてことも珍しくありません。
確定率について
ASPによっては一定期間の収益額によってメディア側の決まるランク次第で、確定率が表示されるケースがあります。これは成約されたうち実際に確定された割合ですが、ほぼ100%に近いものや10%を切ってしまうような広告も中には存在します。
仮に単価5000円の広告でも、確定率が10%しか無ければそれは単価500円であることと変わらず、広告を選ぶ際の基準にもなるので、早めにランク上げをしたいところではあります。
なお、A8.netの場合は3ヶ月で10万円以上の成果が確定するとゴールドランクとなり、この確定率と、次に紹介するEPCの数値も見ることが出来るようになります。
EPCについて
これは一定期間の発生金額の合計を、その広告のクリック数で割ったものです。仮に100,000円の売り上げがあったとして、クリック数が1000回の場合、EPCは1000となります。これは1クリックあたりの収益の期待値とも言えるため、これが高いほど収益性の高い広告ということが可能です。
実際の収益について
実際の収益は、単純に発生件数×広告単価で求めることが出来ます。つまり1件5000円の広告であれば2件で10,000円といった具合です。
ただ発生件数は実際に掲載するまで分からないので、見込みを立てる場合は、「PV数×クリック率×コンバージョン率×広告単価×成約率」で把握することができます。
例えば10,000PV、クリック率10%、コンバージョン率10%、単価5000円、成約率80%であれば、見込み金額は400,000円となります。この前提であれば、1PVあたり40円といった計算になり、これはリスティング広告を使用する場合にも一つの目安となる数値です。

同じPV数であれば成果報酬型広告の方が収益性が高い傾向にあります。PVを集めるのはもちろん簡単ではありませんが、アドセンスだけで毎月何十万も稼ごうと思うと、それ相応のPVが必要となるため、ブログ運営をあまり推奨していないわけです。
さて、次のページでは、「特化サイト」「特化ブログ」「雑記ブログ」「トレンドブログ」の違いについてまとめています。あくまで管理人が推奨しているのは特化サイト(アフィリエイトサイト)ですが、どのようなサイトやブログがあるのかを知っておくためにご覧ください。
アフィ歴10年以上。最高月収640万(年収2500万超)。月間4600万PV超のサイトを個人運営していましたが疲れて引退。2020年5月よりアフィ本格復帰。初月で50万超の収益発生など。猫2匹と同居中。兼業パチプロ(年200-300万前後)。コンサルや情報商材、有料noteの販売などはしていません(・ω・*)
Twitter:https://twitter.com/96nuko22
note:https://note.com/96nuko22
コメント